Klookの待合スペースで待っているとお兄さんが声をかけてきました。どうやらドライバーさんのようです。今日からウブドにある宿に2泊するので、そこまで送迎してもらいます。料金は空港からウブドの宿まで約3000円。一般的な空港タクシーの相場よりは割安だと思います。(相場は空港からウブドまで4000円程度〜)
空港を出発します。するといきなりバリっぽい建造物が!
いわゆる「割れ門」です。バリ島には至るところにヒンドゥー教の寺院があり、寺院の入り口にこの割れ門が設置されているようです。この旅では見飽きるほどたくさん目にすることになります。
日本の某有名学習教室もありました。
ウブドに近づいてくると、こんな田舎っぽいのどかな風景が広がってきました。風景を楽しんでいたいところでしたが、このドライバーの兄ちゃん、細い道なのにめっちゃ飛ばすわ遅い車やバイクをクラクション鳴らしながら強引に追い越ししまくるわでめっちゃ運転が荒い・・
酔い止め薬を飲むのも忘れていたので、ウブドに到着する頃にはもうリバース寸前の状態でした。
そんなことがありながらも、ウブドの宿近くの待ち合わせ場所に無事到着。宿までの道が細いため車は入れないので、待ち合わせ場所から宿まではオーナーさんにバイクで送迎してもらいます。
実は待ち合わせの前に、事前にWhatsAppというLINE的なアプリでオーナーさんと英語でやり取りしていました。高校生レベルの拙い英語でちゃんと伝わってるのか?若干不安でしたが何とかオーナーさんと会うことに成功しました。まあ今はGoogle翻訳という神アプリがあるので、最悪英語喋れなくても何とかなります。
WhatsAppですが、この後マッサージの予約をするときも利用したのでこの旅では意外と役に立ちました。バリ島に限らず世界各国で広く使われているので、そういった地域を旅行する予定の方は事前にWhatsAppをインストールしておくことをお勧めします。
到着しました。今日から2泊する「Pondok Gadri Villa Ubud」です。ウブド郊外に位置する全室ヴィラタイプの宿です。
好きな旅系Youtuberで「どこにでも行くドスコイ」さんと「こやトラベル」さんという方がいるのですが、その方々のチャンネルでここが紹介されていてとても良さげだったので予約してみました。
まず感想だけ言わせてください。この宿めっちゃ最高です!
見ての通りこのプライベートプール!すごくないですか?これだけでテンション爆上がりです。楽園とはここのことだったのか・・
2泊だけでは全然物足りませんでした。1週間ぐらい泊まってもっとゆっくりしたかった・・
ウェルカムドリンクもいただきました。オレンジジュースの爽やかな甘酸っぱさが睡眠不足&車酔いの身体に染みわたります。
その後オーナーのおばちゃんから色々説明を受けます。※英語です
「ここに電話したらルームサービスしてくれるよ」
「部屋をクリーニングしてほしい時はWhatsAppで私に連絡してねー」
「バイクも貸し出しできるからレンタルしたかったらいつでも言ってねー」
って感じでニコニコしながら説明してくれます。最後は「バイバーイ!」って手を振りながら去っていきました。
やっぱバリの人はフレンドリーだな〜 こっちまで思わず笑顔になります。
バイクで送迎してもらった道。ご覧の通り車はおろかバイク同士のすれ違いすら怪しいです。日本の感覚であれば完全に歩道ですが、地元民の方々はお構いなしにバイクでガンガン通っていきます。
部屋でしばらく休憩すると気分も回復してきたので、Grabのバイクタクシーを利用してウブド中心部まで向かうことに。
初めてバイクタクシーを利用してみましたが、これは便利すぎますね。Grabのアプリで出発地と目的地を設定して予約するだけで、地域や時間帯にもよりますがものの数分で来てくれます。クレカを登録しておけばその場で現金の支払いも必要ないので、料金交渉などドライバーさんとの面倒な会話は一切必要ありません。
料金もリーズナブルで、ウブド中心部を移動するだけなら大体10,000〜20,000Rp程度(日本円で約100〜200円程度)で済むので気軽に利用できます。
ウブドでは協定によりGrabタクシーや一般的なメータータクシーを拾って移動することができません。ただし、GrabやGojekなどのバイクタクシーは利用できます。私もウブド市内を移動する時に何度も利用しましたが、問題なく利用できました。一人旅で近距離移動であればバイクタクシー一択ですね。
バイクに二人乗りして10分ほどでウブド中心部に到着。こちらは有名な観光スポットのウブド王宮。
いや〜この建物バリバリしてるわ〜(ドスコイさん風)
昼間は入場料不要でタダで入れます。夜になると、ここでバリ伝統舞踊の公演(入場料必要)が行われるそうです。
ウブド中心部は交通量が物凄いです。特に夜は渋滞が酷いので車での移動はあまりお勧めしません。日本では絶対に信号機が設置されているようなメイン通りの交差点でも設置されてなかったりするので車・バイクが入り乱れてカオス状態になります。歩行者優先という概念もなさそうなので、車道を横断する時は細心の注意を払いましょう。
日も暮れ始めてきたので、またバイクタクシーで宿まで戻ります。
バイクの二人乗り、最初は怖かったんですが慣れてくると楽しくなってきました。夕方の心地良い風も相まって気分爽快です。地元民が二人乗りしてる光景もよく見かけたので、自分が地元の生活に溶け込んだ感覚になります。
もちろん万が一事故った場合のリスクは大きいです。バイクタクシーに抵抗のある方は、移動時間はかかってしまいますが車移動をお勧めします。ウブドを観光する場合は事前にカーチャーターを予約しておくのが安心だと思います。
一旦宿に戻ってから晩ご飯食べに行きます。
こちらは宿から歩いてすぐのところにある「Mesari Restarant」
めっちゃ良い雰囲気です。ここもYoutubeで紹介されてました。
トワイライトの空とウブドの自然。最高すぎる。
店内を吹き抜ける夕方の風が心地良いです。
マンゴージュース、名前忘れましたがバナナの葉で肉を包んだやつ+野菜とご飯、バリ風クレープを注文しました。どれもクセがなく美味しい!特に野菜炒め?みたいなやつがご飯がすすむ味で妙に美味かったです。
ちなみにマンゴージュースは常温でした。
今日はもう疲れたので宿に戻って休むことにします。
あと帰る道中でばったり野良犬と遭遇しました。特に何もありませんでしたが真っ暗だったのでちょっと怖かった・・
あまり夜に裏路地を歩かない方がいいですね。
次の日の朝。昨日と同じレストランで朝食です。
頼んだのはアボカドジュース、オムレツプレート。オムレツの中に入っている野菜が良い仕事してます。
昨日の野菜炒めといい、この店の野菜の味付けが私の好みにどストライクでした。
アボカドジュースはもちろん常温です笑
初めて飲みましたが、意外とフルーティーで美味しかったです。
店内でスーパーリラックスモードのワンちゃん。こういう犬は可愛いんだけどなあ。
朝食後、宿に戻ってゆっくりしつつ次の予定を考えます。
バリの伝統料理、「バビグリン(豚の丸焼き)」が美味しそうだったので食べに行くことにしました。
この細っそい路地の先にお目当てのお店があります。
バビグリンの人気店「Warung Babi Guling Ibu Oka 3」です。
ウブド中心部に位置しながら大自然を眺められるオープンエアーのレストランです。
昼間っから大瓶のビールを頼んでしまいました。
飲んでみたかったビンタンビール。ビールは普段あまり飲みませんが、日本のビールよりはさっぱり目で飲みやすくて美味しかったです。
ついにきましたバビグリン。豚の丸焼きとは言いますが、実際にはご飯の周りに豚の皮、肉、内臓など各部位が盛り付けられている料理です。
このバビグリン、バリ島で食べた料理の中で一番と言っても良いほど美味しかった!
程よくスパイシーな味付け、皮のパリパリ食感がクセになりそうです。
バリ島には他にもバビグリン料理の店がたくさんあり、店によっても味が違うそうです。次バリに来た時は、バビグリン屋さん巡りをしてバビグリン食べ比べってのもいいなあ。
思いつきでウブド人気のマッサージ店「NUSA THERAPY」へ。
予約必須という口コミもあったのでダメ元でWhatsAppで店に聞いてみると、「今なら空いてますよー」とのことだったので来てみたらすぐ入れました。
ドリンクが無料で付いていて、3種類から選ぶことができます。
「JAMU SEHAT」というのにしてみました。インドネシアの伝統飲料だそうです。
味は甘くて薬膳っぽい。これ毎日飲んでたらめっちゃ健康になりそうです笑
足30分、肩と背中30分の計1時間のコースにしました。
丁寧に施術してくださって、足裏〜太もも、肩・背中・腕までしっかりやってくれます。
強さも強め・普通・弱めの中から選べます。私は普通にしたのですが、それでも結構強めに感じました。
店内も外の喧騒とは別世界のような静かな癒し空間で、極上の1時間を味わうことができました。
このクオリティでお値段2000円ほどでした。安すぎる・・
マッサージで癒された後、こちらも大人気のアイス屋さん「Tukies Coconut Shop」へ。
ココナッツミントジュース、ココナッツを丸ごと使ったアイスを注文。
ジュースはミント風味ですっきりしていて美味しかったです。アイスは濃厚でココナッツ感がすごくてこれまた美味しい!ココナッツ好きの方にはたまらないんじゃないかと思います。
お腹も満たされて満足したので、また宿に帰ってゆっくりすることにします。
が・・この後にこの旅初のトラブルに見舞われることになります。
宿に帰るためにまたバイクタクシーを呼んで店の前まで来てもらいます。ドライバーさんが来てくれたので、早速後席に乗り込んで出発しました。
すると、ドライバーのおっちゃんが英語で話しかけてきます。※会話は全てイメージ訳
おっちゃん「どこから来たの?」
私「日本から来ました」
まあここまでは他のドライバーさんにもよく話しかけられたので慣れたもんです。
おっちゃん「テガラランライステラスにはもう行った?」
私「まだ行ってないですよ。明日行く予定です」
おっちゃん「そうかー」
すると、ある交差点に差し掛かりました。宿に行く方向は左なのですが、おっちゃんはなぜか右に曲がって行きます。今考えるとこの時点でおかしいと思えれば良かったんですけど、まだウブドの地理も把握していなかったので、「まあ抜け道があるんだろう」と特に疑問に思うことはありませんでした。
細道をガンガン進んでいくおっちゃん。少しずつ建物が少なくなり田園風景が広がってきます。この時点で出発してから既に30分以上経過してました。
「なんかえらい時間かかるなー」とここでもまだ違和感に気づかない私。アホすぎる・・
そして、おっちゃんがなぜか道端にいる係員から整理番号が書かれたチケットをもらってます。ここでようやく事態に気づきました。
そう、おっちゃんが向かっていたのは10分で帰れるはずの宿ではなく、片道30分以上かかる距離にある「テガラランライステラス」という山奥にある観光スポットでした。
おっちゃん「ライステラス着いたよ!」
私「いやいや、ここは今日じゃなくて明日来るんだって!」
おっちゃん「え、今日行かないの?」
予想外の事態に頭が混乱していましたが、とりあえず来た道をそのまま引き返して宿に向かってもらうことにします。
おっちゃん「ごめんね・・」
私「いいですよ(イラッ)」
帰る道中、貴重な時間を無駄にしてしまった後悔とバイクの長時間乗車による疲労とお尻の痛みも相まってだんだんイライラが募り始めてきました。
事前にGrabアプリで目的地を登録しているので場所知っているはずなのに、宿までの道を私に聞いてくるおっちゃん。Googleマップを片手に宿までの道のりを説明します(いや、逆やろ・・)
ようやく宿に到着。が、まだ終わりません。
おっちゃん「Money」
手を差し出しながらそう言われます。Grabでクレカ払いにしているので、現金で支払うことはありませんがおかしいですね。
私「え・・なんで?いくら?」
おっちゃん「100,000Rp(約1000円)」
私「いや、高すぎるし!そもそも俺今日ライステラスに行くなんか一言も言ってないやん!」
おっちゃん「まあそれは悪かったんだけど、ここまでの道細くてクネクネだったから」
私(意味わからん言い訳すぎるやろ・・)
まあ到着するまで気づかずに何も言わなかった自分にも責任があるか・・もうさっさと部屋に戻りたい気持ちもあったので、半分の50,000Rpだけ渡して何とか帰ってもらいました。
やっと部屋に戻ります。10分で帰れるはずが2時間近くかかりました・・
それにしても疲れた・・
マッサージやら美味しい料理とスイーツやらで満足していた気持ちも台無しです。
気を取り直してリゾートっぽくジュース片手にプールサイドでリフレッシュ。
話題の「ケチャダンス」を観てきました。
「チャッチャッ」という男性の掛け声に合わせて踊るバリの伝統舞踊で、決まった曜日に複数の場所で開催されているようです。今晩は「Padang Tegal Kaja “Trena Jenggala”」という寺院で開催されていました。
特にラストで火を使う場面があったのですが、すごく迫力があって良かったです。
ケチャ鑑賞後、「CoCo Supermarket」というスーパーまで食料品を買い出しに来ました。
日本のスーパーと変わらないほど品揃えも豊富です。
南国らしくたくさんのフルーツが揃っていました。フルーツを買ったらカットしてくれるサービスもあります。
プールで一泳ぎした後、スーパーの購入品で晩酌タイム。
普段は絶対やらないビール&ポテチで乾杯!
黄色のフルーツはやたら酸っぱかった。何のフルーツかは結局わかりませんでした笑
旅行の間は毎日チートデイと決めているので、欲望のままに飲み食いします。
ドリアンにも人生初挑戦してみました。
お味は・・・甘くてクリーミーです。が、その味わいの奥に無視できないクセのある何かを感じます。そう、例えるなら気持ち悪くて吐いたときのアレのような・・これ以上はやめておきます笑
バリ島一人旅③ ウブド編(後編)へ続く
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